ウチの定番メニューになりつつある、加水分解したPRADA(プラダ)スニーカーのオールソールをご依頼頂きました!
これまで、何足も依頼して頂いていて、その都度、色々と試して改善してきましたが。
遂に、現状、これがベストだ!という完成形にたどり着けましたので共有します。
まず、ぽろぽろになったウレタンを全部剥がす(削る)作業を行います。
これをしっかりしないと、接着不良を起こすので、革の地が出るくらい削ります。
靴底のPRADAロゴの赤いパーツは合成ゴムで劣化しづらいので再利用します。
削ったところに革を貼り付けます。プラダは黒が多いので国産キップを使っていますが、質感は近くかんじます。
本当は、革のトップラインはミシンで縫いたいですが、専用のミシンがないと流石に縫えない…。
サイドも削った部分を隠してます。
色塗って誤魔化すパターンもあるんですが、流石に革で貼りたい。
すごく丁寧にやるなら、トップラインを切りっぱなしではなく、パイピングにして貼ると仕上がりはグッと良くなるだろうけど、スニーカーだからかそんなに気にならない。
オリジナルのステッチデザインに合わせて、革の貼り合わせ部分を手縫いで仕上げる。
未は劣化しないEVAスポンジ作成。EVAの硬さはまだまだ検討の余地がありそうだ〜。
後ろからみたらビジネスシューズライク。
靴底にオリジナルのロゴを移植して完成!
次回は、昨日納品したオーダー靴の記事を書きます~ではでは